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大和郡山特集 |
4月30日に行った奈良県大和郡山の特集ページです。
撮影した写真と副部長の小解説で、まとめました(^−^)b
質問等は、掲示板で(^◇^)
副部長が、多分、回答してくれます(^o^)/
金魚資料館
色々な金魚と文献を
無料で見る事ができるので、
一度は行くことをお勧めします。
下の写真は、館内にある、
金魚養殖界の権威、
松井佳一博士の像です。 |
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らんちゅう
見どころ:金魚の中の金魚、全ての金魚の品種の中で愛好家の絶大な支持を誇る一品種です。背ビレがなく、上見での鑑賞に特化しています。肉瘤や背なり、胴や尾筒の太さ、尾の形状や付き方、配色などにより細かく評価され、肉瘤が発達し、平付の尾を持ち、背なりに凸凹がなく、鮮やかな赤の発色を持ち、太くどっしりした胴や尾筒を持つ個体が一般的に良しとされます。ちなみに、写真のらんちゅうは、「大窓」と呼ばれる配色です。全国に多くの愛好家が存在し、品評会が盛んに行われています。価格は上述の特徴の評価により変動し、安いものでは数百円ですが高いものでは数十万もするものがいます。水槽で普通に鑑賞する分には、500円程度のらんちゅうでも十分楽しめると思います。自分好みの魚を見つけ、それなりのこだわりを持って飼育したい品種ですね。 |
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羽衣、青文
見どころ:金魚としては珍しい青っぽい体色を持つ品種です!昭和30年代に日本に輸入され、独特な体色故にひそかな人気が根強い品種です。元々は青文として生まれ、成長の過程で褪色することにより、青文→羽衣→白鳳と呼び名が変化します。なお、個体により褪色するものとしないものがいます。青黒一色のものは青文、褪色が始まり一部、或いは半分程が白くなったものは羽衣、黒がすべて抜け、白一色となったものを白鳳と呼びます。いずれも発達した肉瘤
(※無い系統もあります)と、独特な体色が組み合わさり、長いヒレの織りなす優雅な迫力が魅力です!青文では落ち着いた印象、白鳳では優雅な印象、羽衣では、その中間的な渋い印象を受けます。上見でも、横見でも、その姿を楽しむことができ、副部長イチオシの一品種です! |
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水泡眼
見どころ:言わずもがな、目の下に付いている大きな水泡が魅力の、風変わりな顔つきが愛らしい品種です!
元々は古代中国のある宮殿で飼育されていた品種で、かつては門外不出の品種であったそうです。日本には昭和30年代に輸入されました。色は赤(素赤)のものが多めですが、更紗や白、黒、キャリコなども存在します。カラーバリエーションが豊富であるため、自分好みの魚を見つけやすいのもこの品種の特徴かもしれませんね。横見でも十分楽しめますが、水泡眼は上見で鑑賞することによって、その魅力が存分に発揮されます!飼育の際は、水槽に尖った流木などを入れないようにしてくださいね。 |
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頂天眼
見どころ:これも水泡眼と同様に、一風変わった品種です。こちらは水泡の代わりに出目金のように出目であり、それがさらに上を向いています。このため、水泡眼以上に是非とも上見で楽しみたい品種ですね。ちなみに、金魚の品種の中でもトップクラスに視力が悪く、餌などは他の品種以上に嗅覚を頼っています。水泡眼とは異なり、カラーバリエーションはそれほど豊富でなく、素赤のものがほとんどです。飼育の際は、水草を植えた水鉢で飼育すると、上見の乙な風情が楽しめるかもしれませんね。 |
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地金
見どころ:愛知県の天然記念物に指定される、尾張地方の由緒正しき品種です。「六鱗」ともいい、色が体は白で、各ヒレと口が赤いことが、その名の由来です。またそれに加えて左右のえらぶたが赤いものは「両奴(りょうやっこ)」とも呼ばれます。この配色は、人工調色によって作られ、青仔が褪色を始める頃、業者によって鱗を剥がすなどされて行われます。なお、この人工調色がなされて居なければ、その金魚は地金とは呼べません。特徴は体色だけでなく、尾ひれも「孔雀尾」という、後ろから見てX字状にパッと開く尾ひれも大事な特徴の一つです。地金は特徴を維持するため、近い系統で代を重ねています。そのため、和金型でありながら水質などに神経質で飼育には熟練を必要とするそうです。ですが、上述の伝統的な魅力から、熱心な愛好家が数多く存在する一品種です! |
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秋錦、銀秋金
見どころ:らんちゅうによく似た品種ですが、らんちゅうよりも各ヒレが長くなるように改良された品種です。らんちゅうとオランダ獅子頭の交配により作出されました。
なお、銀秋金は品種作出の際、オランダ獅子頭の代わりに青文を用いて作出がなされました。
秋錦は赤や更紗で、銀秋金は青文同様青黒い体色をしています。こちらも青文同様褪色するものがおり、羽衣秋錦などとも呼ばれたりします。
ヒレが長くなるように改良をされただけでも、らんちゅうとはまた違った優雅な印象を受けます。これもらんちゅう同様、上見で楽しみたい品種ですね。
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アルビノ琉金
見どころ:非常に珍しいアルビノタイプの琉金です。琉金はなじみ深い丸型の金魚ですが、これはそれのアルビノタイプ、つまり色素欠乏のタイプです。通常の琉金に比べ色素が欠乏しているため、発色がやや薄く、赤い目をしています。同じ品種でもアルビノになると、こうも表現が変化することがよく分かる一例だと思います。飼育は通常の琉金に準じ、容易です。東京都水産試験場の系統は、「江戸茜」と呼ばれることがあります。 |
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